飲食店の集客にSNSは本当に効果があるか|13年の実体験から

集客・販促

はじめに

「SNSをやれば集客できる」という話をよく聞きます。Instagram、Facebook、X——飲食店がSNSをやるのは今や当たり前になっています。

でも本当に効果があるのでしょうか。

私は京都で鉄板焼きの16席の店を13年やっています。LINE・Instagram・Facebookを運営してきた経験から、正直にお伝えします。


① SNSの効果、正直に言います

結論から言います。

継続的な集客に効果があるのはLINE一択です。

InstagramもFacebookも続けていますが、実際の来店につながっていると実感できるのはLINEだけです。ではInstagramやFacebookは不要かというと、そうではありません。これらには別の重要な役割があります。


② InstagramとFacebookの本当の役割

InstagramやFacebookは、新規のお客さんに店を知ってもらうための入口です。

料理の写真や店の雰囲気を発信することで、「このお店行ってみたいな」と思ってもらえます。ただしそれだけでは一度来て終わりになりがちです。

ここで重要なのが、来店してくれたお客さんにLINEの友だち追加をしてもらうことです。

InstagramやFacebookで知って来てくれたお客さんを、LINEにつなげる。そうすることで一度きりの来店が、継続的な関係に変わります。SNSはLINEへの入口として使うのが、小さな飲食店にとって最も効果的な活用法です。


③ LINEが効く理由

LINEが効果的な理由は、お客さんのスマホに直接届くからです。

InstagramやFacebookは投稿しても、アルゴリズムによって表示されないことがあります。でもLINEは登録してくれたお客さんに確実に通知が届きます。

私は毎週木曜日に必ず配信しています。木曜に固定しているのは、週末の来店を意識してもらうタイミングとして最適だからです。

配信内容で大切なのが、お店の宣伝より「私の話」を多くすることです。私が行ったお店の紹介、旅行の話、日常のできごと——こういった内容の方がお客さんに読んでもらえます。

宣伝だらけのLINEは読まれなくなります。でも店主の人柄が伝わる内容は、自然と読んでもらえて「そういえばあの店行きたいな」という気持ちを引き出します。


④ SNSより効果があること

話が少しずれるかもしれませんが、これが一番伝えたいことです。

SNSより効果があるのは、リアルな「顔を見せる」行動です。

会社や店舗のお集まりで使っていただいたとき、私は必ずお礼に伺います。例えば近所の洋服屋さんが忘年会で来てくれたら、年明けに直接お店に行ってお菓子を持っていく。暑い時期ならアイスクリームの差し入れをすることもあります。

これをやると2つのことが起きます。

まず「当店での食事」と「差し入れの訪問」で、2回顔を見せることになります。 2回顔を見せた人は確実に覚えてもらえます。

そして次に、個人的にお友だちと来てくれることがあります。 職場の集まりで来てくれたお客さんが、今度はプライベートで来てくれる。これが小さな店の集客の本質です。

SNSで1,000人にリーチするより、目の前の1人と深い関係を作る方が、長期的な集客につながります。


まとめ

SNSの集客効果は、ツールによって大きく差があります。InstagramやFacebookは新規客への入口として活用し、来店してくれたお客さんには必ずLINEの友だち追加をしてもらう。そしてLINEで継続的な関係を築いていく——この流れを作ることが小さな飲食店のSNS活用の正解です。

そしてSNSより効果があるのは、リアルな関係づくりです。お礼の差し入れ、顔を見せる行動——デジタルでは届かない温かさが、小さな店の集客を支えています。

13年続けてきてわかったのは、集客はテクニックより人間関係だということです

コメント